「純粋な生徒さんへの想い」が繋げた
プロップス導入率とリピート率の高さ
フリーランスで活躍されている個人インストラクターでありながら、生徒さんのプロップス導入率が格段に高い愛知智子先生。自ら勧めずとも生徒さんから「これが欲しい!」と問い合わせが絶えないというクラス作りの秘密に迫りました。
フリーランスで活躍されている個人インストラクターでありながら、生徒さんのプロップス導入率が格段に高い愛知智子先生。自ら勧めずとも生徒さんから「これが欲しい!」と問い合わせが絶えないというクラス作りの秘密に迫りました。
実は「仕方なく」だったんです(笑)。と言うのも、私自身はRYT取得後、その先生に雇ってもらうつもりだったのですが、卒業した瞬間「アナタは独立しなさい」と一蹴され、ポイっと外に放り出されてしまったんですね。
仕方ないのでやるしかないかぁ、と思い活動を始めたのですが、これが良かったんです。たとえば、子供を育てながらできる自分のリアルな稼働時間はどれくらいなのか、どんな環境なら参加していただきやすいだろうか、どんな世代の方だったら私と波長が合うだろうかなど、最初に真剣に考える機会があったからこそ、どっしりとした基盤を整えることができたと思います。
まず押し売りは絶対にしないです。生徒さんから「ボルスター欲しいんですけど……」とお声があればそこで初めて説明をします。良さを知っていただくこと、宝の持ち腐れとならないように、アフターケアとして「うまく活用できていますか?」とお声がけすることを心掛けています。とくに後者の場合、おうちで復習を促すことで、家族にもプロップスが浸透していくんですね。生徒さんご本人が「気持ちいい」と感じたものは家族にも伝えたくなるようで、そうすると、「先生、家族の分でもう一本欲しい!」と言っていただくこともあります。
ありがたいことに、生徒さんの多くが「健康になりたい!」という想いのもとにクラスに来てくださるので、そのクラスで使うプロップスについても「健康になれる道具」と認識してくださっているのだと思います。
信頼関係ですね。リストラティブヨガって、すごく【隙のある瞬間】でもあると思っていて。くつろいでもらうためには、なるべくさらけ出してほしい。ということは安全安心な場所でないと難しいんですね。実際ママ友クラスはみんな和気あいあいとした信頼関係のあるコミュニティなので、リストラティブヨガをすると、緊張がほどけ、心拍が下がっていくのが分かります。そのほかにも以前お世話になったスタジオからのご縁でパーソナルレッスンに通っていただいたり、水泳関係の方もヨガを受けに来ていただいているのですが、そんなご縁が続くのも信頼関係あってのことだと思っています。
とにかく私は「運動習慣をつけてほしい」という一心でやっているので、「空いた時間にパっとこれる」気軽さを大切にしています。予約システムはいわゆる「ネット予約」を活用し、たとえ夜中だったとしても都合がつけばいつでも予約が取れるようにしています。キャンセルについても間口を広くしていますし、キャンセルしたからといって次回来づらくなるようなことはしていません。「来てくださるのを待つ」姿勢が一番良いのかなぁなんて思っています。最近来られなくなった生徒さんにも特に連絡することは無いのですが、そんな時に限って、何日かした後にポッと来られることがあるんですよ(笑)
私自身ガツガツ営業をかけていくタイプではないんです。でも大事にしていることは「焦らずに、ひとつの信頼関係を育てていくこと」ですね。最初は友人相手にレッスンをしていたのですが、その友人が友人を呼んでくれたり。間口を広げたい時はイベントを呼び掛け、「誰でも連れてきていいからねー!」と伝えるとたくさん集まってくれて。そこから私と相性が良いなと感じてくださると、パーソナルレッスンに来てくれて新しいご縁が生まれるんですね。
そうですね。たとえば「先生、私四十肩を解消したいの」ってリクエストがあったとします。で、四十肩だとできないアーサナをわざと入れます(笑)すると当然その方はできないのですが、不思議なことに周りの方に大きな気づきが生まれるんですね。たとえば「四十肩になるとあの動きができないのね、じゃあどうすればいいのかしら?」のように【明日は我が身】という自分事に捉える経験となるんです。模型や映像を使って目に見えように説明すると俄然生徒さんの目つきが変わります。解剖学を用いて、ココを動かすとこうなるんだよ、逆にココを動かさないとこうなっちゃうんだよ、を目に見える形でお伝えするのもとても好評です。
ボルスターを使った仰向けのがっせきのポーズです。ボルスターの下にブロックやクッションを噛ませて、滑り台のように斜めに立てかけていただいたら、その上に寝っ転がります。女性は特に16時を過ぎるとぼーっとしやすかったり、思っている以上に疲れていることが多いので、ボルスターにもたれてくつろいでもらえると嬉しく思います。
プロップスを使うときは、「お手本のようにできるから良い」ではなく、ポーズが快か不快か、自分がどう感じているかを自分に聞いてみる姿勢を大事にしてほしいと伝えています。その経験を積むためにも、組み合わせが無限大なボルスター&ヨガブロックをオススメします。自分がどう体をリラックスさせたいのかをイメージして形を作るもよし、形を作ってからそこにどう気持ちよく馴染ませていくかを考えるもよし。慣れてきた生徒さんが、自分の感覚を信じて自由にプロップスに身を委ねている光景が、私にとって何よりも幸せな瞬間であり、また新たな発見の瞬間でもあります。
目の前の生徒さんで終わり、ではなくその家族にも目を向けられている姿が印象的でした。自分のことだけでなく、家族のことも思いやってくれる先生なんて好きになるに決まっています。
長丁場のインタビューにも関わらず、終始朗らかな笑顔でお話しいただいた先生のことを、わたしも大好きになっちゃいました!
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