理学療法士からヨガスタジオ経営へ!
PT/OTに特化した講座開催など
「健康」への熱い思いを形にしたパイオニア
大阪でのスタジオ経営、ホリスティック医療オンラインサロン運営など、ものすごい勢いで夢を実現し続けているユカリ先生にお話をお伺いしました。
大阪でのスタジオ経営、ホリスティック医療オンラインサロン運営など、ものすごい勢いで夢を実現し続けているユカリ先生にお話をお伺いしました。
理学療法士・作業療法士(PT/OT)がヨガをツールに健康を伝えていくために必要な知識やスキルを身につけられるヨガ養成講座を展開。
講座卒業生たちが活躍できる場として大阪にヨガスタジオをオープンし、もうすぐ6周年を迎える。
インストラクター全員がPT/OTというスタジオには、各種整形疾患や術後のお客様も。プレリハビリ・ポストリハビリとしての機能も持つスタジオ。
元々不妊治療から双子を授かり、管理入院の末、産後歩けないくらい身体がボロボロになった経験があります。歩けないのにリハビリが受けられず、産後だからという理由で全く治療も受けられなかった。そこからウィメンズヘルスを勉強することになりました。整形外科にきた産後のお母さんたちにケアをしたかったのですが、子連れでくるお母さんたちを受け入れるリスクからドクターに認められず、「理学療法士は意思を持つな」と言われたんです。医師の指示でしか運動療法が提供できないことに悔しさを感じ、産後ケアをなんとかして届けるためにヨガインストラクターになりました。ヨガは自分の想いを形にする手段だったんです。
疾患名がつかないと医療でのリハビリはが受けられません。疾患により日数制限もあります。数々の患者様を見てきて、病気になる前に何か出来ることがないか、と感じていました。実際にアンビリカヨガstudioではなんらかの不調がある方や、産後ケアを必要とする方、基礎疾患をお待ちの方、術後の方など幅広いお客様がいらっしゃいます。
(主治医の許可を得てご参加頂きます。)
ホリスティック医療を学ぶオンラインサロンでは、詳しく講座などもやっています。一般のヨガインストラクターさんも受けていただけます。サロン会員さんも皆さん有識者で、様々な講座を 開いていただいています。
生徒さん教育もとても大事で、依存関係がとても危険。「この先生のところに行けば治る」は間違っていると思っています。指導者は、この生徒さんのためには何が大事かを徹底的に話をしたほうが良いです。例えば、あなたの状態だとこういうポーズの時にはブロックをとって、厚みのあるブランケットを持って壁際に移動する、というのを生徒さんがご自身でしていただけるように指導していくのが大事です。インストラクターがリスク管理を背負うのではなく生徒さん自身が自分を理解することを重要視しています。
みんなが求めていたから勝手に広まったような感じです。ニーズがあったんだと思います。理学療法士でありながら自分の体がボロボロ、という人がすごく多い。ストレスにまみれたセラピストがとても多いんです。人の役に立ちたい、助けてあげたいと真面目に勉強して就職するものの、疲弊してしまいやめてしまう理学療法士・作業療法士がたくさんいるのはとても残念なこと。開業が認められていない世界で、ヨガを手段にして開業したことで叩かれたこともあったけれど、共感してくださる方がたくさんいたんですね。
講座を一番初めにやりました。理学療法士・作業療法士向けのヨガ講座をやる中で卒業生がどのようにレッスンを始めていいかがみんなわからないんです。そこで、ビジネスブランディングを 教えています。自分のクレド(理念)やビジョンをみんな言えないんですよね。ビジョンやクレドがわかればあとは行動するだけ。何からやったらいいかわからない人は、自分の土台がわからないことがほとんど。「誰に何を伝えたいのか」がはっきりすればあとはやるだけ、行動が出来るようになります。
誰に何を伝えたいか、があればモヤっとしない。今は、色々な媒体で映えられる時代。だからこそ自分の言葉で自分の本質を表現できることが大事。生徒さんたちにもインスタライブしようね、と伝えています。軸がブレていたら、私の会社は潰れています(笑)自分のビジョンやクレドを持ちそこに特化していくことが大事です。悩んだ時代もありましたがオニババと言われてもブレずにやっていくようにしています。私もブレそうになる時があります。そんな時はヨガスートラを読んで、軸に戻ることにしています。
ホームページとインスタを活用していますが、集客は特にしてないんです(笑)。お申し込みの導線を作るようにしています。3ステップで決済までできる導線ができているか、というのを考えています。パッときた人がページを見たら全て詳細が書いてあって、お申し込みができて、決済までできる。その流れを大事にしています。インスタを見てもホームページを見ても、すぐに申し込みできるか、見た人が理解できるのかを考えてみるといいと思います。
自分のレッスンを受けるとどういいか、というのを明確にすることも大事です。カルテを毎回書いています。どこが悪いか、痛いところはどこか、それを明確にすると、レッスンの後にアドバイスできたり、ゴールを決められたり、その人の悩みにダイレクトに応えてあげられる。それがずっとやってきたことです。うちのスタジオの生徒さんは辞めないんです。コロナでも支えてくれたし、戻ってきてくれた。一人一人に合わせてアドバイスしていくことができているからだと思っています。
A. カルテには3ヶ月ことに写真を貼り、どんな変化があったのか見えるようにしています。できな かったポーズができるようになったことや、タニタの体重計で骨量など計測したものを記録しています。すると自分に起きた変化などをお客様がお友達に話してくださり、自然とクチコミでお客様 が増えていきます。セリアで買ったフォトアルバムで記録していますのでぜひ真似してください!
A. 講座の卒業生がやりたいことを大切にして、スタジオでやってもらっています。お客さんのた め、はもちろんですが卒業生が得意なことを活かしてレッスンできるように意識しています。 卒業生が意思を持ってやってくれているのが、スタジオがうまくいっている理由です。
A. PT/OTの経験を活かして、客観的な評価をすることはもちろんですが、それよりも生徒さんと話をして、痛みや不調などの主観の部分や、「こうなりたい」というニードを掘り下げます。
ポーズがキレイになることはもちろん大切ですが、「つかまらなくても靴下を履けるよう になった」
「柔らかくなって肩こりがなくなった」など、その人の心地よさが得られることが大切です。
どんなことに力を入れてヨガに取り組むと、その方の将来の健康が得られるかを、お一人おひとり考えて、生徒さんスタッフとみんなで共有しています。
私のおすすめはサダナ・ブラック 6.5mmとボルスターです。
産後の不調にはボルスターが必須です。
本当に必要な人に必要なケアを届けたいという先生の熱い思いが伝わってくるインタビューでした。ブレることはあるけれど、その度に自分の信念に立ち戻って、ブレない自分を作り出していく強さがユカリ先生の魅力であり、それを生徒さんや受講生に100%ギブしていく、愛と優しさに溢れた素晴らしい方だと感じました。挑戦していくことは難しいように思われがちですが、「なぜ」がはっきりした時に誰もが動き出せると思います。その時にユカリ先生のようなロールモデルがいてくださることがとても心強く、今後多くのインストラクターの希望になってくださると思います。貴重なお話をさらけ出してお話してくださり、本当にありがとうございました!!!
2006年創設以来、延べ約30万人以上の方が受講し、“全てが整うヨガ”と人気を保ち続けている「ミュージックフローヨガ®」...
コロナでの逆境もチャンスと捉え、絶対にこれでやっていく!という強い思いで人気講座を作り上げていった木村先生に、成功の秘訣を...
2年前に上京して、夢であったスタジオオーナーとなった大山有希先生。人生をかけた決死の覚悟で着実に駆け上がって...
フリーランスで活躍されている個人インストラクターでありながら、生徒さんのプロップス導入率が格段に高い愛知智子先生。...
指導歴8年目にして、ヨガフェスタ出演やスタジオオープン、オリジナルの養成講座開講、更にはヨガマットの売り上げ実績トップ!...